今、自分たちの手で世界に1つだけの婚約指輪を作るカップルが増えています。自分でデザインして作り上げた手作りの婚約指輪は、作成過程を含めて一生の思い出となること間違いありません。

ただ、「手作りの結婚指輪には興味があるが費用が気になる」という人もいると思います。そこで今回は、手作りの婚約指輪を作れるお店を12店舗調査し、平均価格を調べました。

手作りの婚約指輪にかかる費用の内訳や低価格な理由なども解説するので、手作りの婚約指輪を作りたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

手作り婚約指輪の平均価格

ここでは、「手作り婚約指輪」の検索でヒットした12店舗の価格を調査しました。以下がその結果です。

これらの平均としては、79,758～108,571円となります。手作りの婚約指輪としては大体これくらいの値段になると考えておくとよいでしょう。ジュエリーショップやブランドショップで指輪を購入したりオーダーメイドするよりリーズナブルといえます。

もしほかの手作りの婚約指輪のお店で作るとしても、この平均くらいの間で納めるのがよいでしょう。

各店舗で値段に幅があるのは、価格設定だけでなく金属の種類や幅、作成方法、石の有無なども影響しています。

手作りの婚約指輪にかかる費用の内訳

ここでは、手作りの婚約指輪にかかる費用の内訳について解説します。工房によって多少の差がありますが、この4つの費用がかかると覚えておき、どこにどれだけの費用をかけるかなど計算しましょう。

基本料金

基本料金とは、手作りの婚約指輪を作る際に必要な最低料金です。工房の使用料・職人の指導料などが含まれます。この基本料金に貴金属・宝石・オプション加工の料金を足した合計が支払額です。

基本料金がホームページに明記されているショップもあれば、記載しておらず来店したときに説明してくれるショップもあります。

料金が「○○円～」といった表記の場合、その中に基本料金が含まれていることもあるので、詳しく知りたい方はショップに直接問い合わせてみてください。

貴金属代

婚約指輪は、プラチナや金などの貴金属で作られるのが一般的です。使う貴金属の種類や量によって値段が変わります。ですので、指輪の太さやサイズによって指輪の価格が変わりますし、使用料が増えればその分値段が高くなるということになります。

さらに、こういった貴金属の相場は変動するので、時期によっても値段が変わります。貴金属の相場などもチェックしておきましょう。

なお、貴金属代というのは、あくまでも金属そのものの値段で加工料などは含まれません。

宝石代

多くのショップでは、婚約指輪に宝石を取り付けることができます。ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの宝石をつけるのです。こういった宝石の分、費用がかかることになるので、どういった宝石を選ぶかによって値段は変わります。

宝石はそのカラットや宝石自体の質、グレード、カットなどによって値段が変わってくるので、どのようなものをつけるかを考えておきましょう。

オプション代

オプションとは、石入れや刻印、誕生石追加、ダイヤモンドの鑑定書発行など、通常のメニューにプラスされるサービスです。

ショップによっては、これらのオプション代がかかる場合があります。よりこだわりを加えることができますが、値段が高くなることがあるので注意しましょう。

ショップによってオプションの内容が異なるので、事前に確認するのがよいです。

手作りの婚約指輪は安い？

手作り婚約指輪の価格をみてきましたが、手作り婚約指輪の値段は既製品の指輪と比べてどうなのでしょうか？

ゼクシィが2021年度に行った調査によると、一般的に購入されている婚約指輪の平均価格は35万円だそうです。

婚約指輪の人気ブランドであるミキモトでは、20万円～指輪のラインナップを取りそろえていますし、ブルガリの婚約指輪のラインナップは25万円～です。このように、一般的な既製品のお店は手作りのお店よりも値段が高いといえます。

もちろん、手作りの方が値段が安いからといって指輪の素材や質が下がるというわけではなく、ほぼ同レベルのものを利用できます。

手作りの婚約指輪が低価格な理由とは

ここでは、手作りの婚約指輪が既製品の指輪に比べてリーズナブルな理由を紹介します。

マージンが発生しない

手作りの婚約指輪は余計なマージンが発生しません。全ての材料を工房が直接仕入れ、そのまま販売します。

既製品では、仲卸というような間に入る業者が多くなります。素材から加工、デザインをする業者を通して指輪を仕入れます。その分マージンが必要になります。

一方、手作りのお店では素材だけを仕入れ、自分たちで加工を行いますので、こういった仲卸の業者がほとんど必要ありません。だからこそ、一般的なブランドのお店よりも流通におけるマージンが発生しないのです。

デザイン費がない

手作りの婚約指輪はベースのデザインに加え、デザインを自分で決められるのでデザイン費は必要なく、値段を抑えられます。

一方、既製品の婚約指輪のデザインはプロのデザイナーが手がけており、価格にデザイン費が上乗せされています。

ただ、婚約指輪を手作りできるショップでも専属のデザイナーにデザインを依頼することもでき、その場合には別途デザイン費がかかることがあります。

広告費がない

手作り指輪の工房の多くは、ブランドのお店のようにブランディングのための宣伝などは行っておらず、その費用が抑えられます。

ブランドのショップでは、ブランディングのために動画やCMなどの宣伝を、多額の費用をかけて行っています。その広告費は価格に上乗せされています。

また、有名なブランドショップは一等地や有名百貨店内に店を構えていることが珍しくありません。その分の費用も指輪にかかってくることになります。

このように、宣伝費や店舗費用など、ブランドの維持のためにかかる費用の分、手作りのお店はお得であるといえます。

素材を自分で選べるから

婚約指輪を手作りできるショップでは素材を選ぶことで値段を下げることができます。

婚約指輪は高価な貴金属を使い、複雑なデザインにするほど値段が上がります。既製品の婚約指輪では、ある程度素材やデザイン、宝石などが決められたものが販売されており、それによって値段が高くなっています。

一方、手作りであれば予算に合わせてリーズナブルな貴金属を使い、シンプルなデザインにすることで価格を抑えられます。オプションなどを抑えることでも値段を下げられるでしょう。

手作り婚約指輪の品質

ここまで、手作りの婚約指輪はリーズナブルに作ることができると解説しましたが、手作りの婚約指輪の品質は既製品と異なるのでしょうか？

既製品の指輪も手作りの指輪も基本的に使用される素材に大差はありません。手作りのショップでは高品質なプラチナであるPt950やK18のゴールドなど既製品と同じレベルの素材が使用されます。

また、ダイヤモンドに関しても多くの手作りのお店でGIA（米国宝石学会）やCGL（中央宝石研究所）の鑑定書付きのものが使用されています。

手作りなので仕上がりのできが悪くなることもありません。必ずプロの職人が仕上げてくれるので既製品と同じレベルの指輪が作れるのです。

手作り婚約指輪作成後の費用は？

手作り婚約指輪作成後の費用についても、既製品と手作りで差はありません。

手作りの婚約指輪を取り扱っている工房の多くは、アフターケアサービスを行っています。指輪磨き・刻印の追加・サイズ変更などが主な内容で、無料で行っているところもあります。また、修理なども対応しているところが大半です。

ここまで説明したように手作りでは価格が下がりますが、既製品と手作りでその品質は下がりませんし、作成後のアフターケアなども同程度といえます。

まとめ

今回は、手作りの婚約指輪の値段の平均やリーズナブルな理由、品質などを詳しく解説しました。手作り指輪は値段が低いですが、品質が高いものが作れると理解いただけたかと思います。

icci代官山は、代官山のおしゃれな街並みにある隠れ家のような工房です。熟練の職人によるサポートを受けながら、素敵な婚約指輪を手作りすることができます。

作業時間は1時間半ほどで、一度工房がお預かりして職人が2～3週間かけて最後の仕上げを行います。リーズナブルに婚約指輪を作れますので、まずはご相談だけでもお気軽にどうぞ。

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