結婚指輪を選ぶ際に、人と被らないデザインにしたいと考える人は増えているようです。

結婚指輪の定番といえばプラチナ×ダイヤモンドですが、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」によると、プラチナ以外の素材を選んでいる人は男性（夫）17.4％、女性（妻）20.1%でした。

また、宝石をセットした結婚指輪でダイヤ以外を選んでいる人は男性（夫）15.3％、女性（妻）11.2%でした。自分らしいデザインの指輪を手作りしたり、オーダーしたりしているカップルは10組に1組以上ということがわかります。

この記事では、個性的な結婚指輪を手に入れたいと考えている人のために、デザインや形状、素材などのバリエーションを紹介します。こだわりの結婚指輪を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

個性的な結婚指輪の例1.職人の手仕事が光る彫り

結婚指輪に彫りを入れることで、個性的な指輪になります。

おすすめは職人による手彫りです。金属を叩いて成形した鍛造（たんぞう）の指輪に職人が彫り模様を施すことで、世界にひとつしかないオリジナルな結婚指輪を手に入れられます。

対して、金属を型に流し込んで指輪を成形する鋳造（ちゅうぞう）は、大量に生産できるメリットがあるものの彫りの陰影や立体感を十分に表現できません。

彫り模様の入った結婚指輪なら手彫りのものを選ぶようにしましょう。ここでは、手仕事が光るハワイアンリングと和彫りについて解説します。

ハワイアンリング

ハワイアンリングとは、ハワイの自然や動植物のモチーフが彫り込まれている指輪のことです。カジュアルな印象があり、重ね付けやファッションのアクセントにもなります。

最大の魅力は美しい彫り模様です。モチーフにはそれぞれ意味が込められており、たとえばマイレ（ツル性の低木）は「絆を強く結びつける」「縁結び」、スクロール（波）は「永遠に続く幸せ」「繰り返す幸せ」などの意味があります。

素材やモチーフを組み合わせることで、自分たちだけの特別な結婚指輪を作ることができます。

▶icci代官山ではハワイアンリングの結婚指輪を手作りできます

和彫り

和彫りとは、鏨（タガネ）を槌（ツチ）で打ち込んで手前に引き彫っていく日本の伝統的な彫金技法のことです。職人の微妙な力加減によって、金属同士が反射して宝石のような輝きが生まれます。

和彫りと聞くと和柄を連想してしまいますが、あくまで技法なので模様は様々です。結婚指輪のデザインは細かい花びらや葉、木目模様などが描かれているデザインがよく見られます。

和彫りは結婚指輪に繊細さや精巧さを求めている方におすすめです。

個性的な結婚指輪の例2.個性的なカラー

近年、定番のプラチナ（白金）ではなく、ゴールドを選ぶ人が増えています。

ゴールドはプラチナに並ぶ希少性の高い金属であり、1トンの金鉱石から採取できるのはわずか5g程度。腐食に強く、安定した資産としても価値があります。

ゴールドは加工性に優れており、ほかの金属と混ざりやすい性質を持っています。そのため、カラーパターンが豊富であり、自分の肌色との相性や、ほかの人と被らないカラーを選ぶことで個性的にできます。

結婚指輪におすすめのカラーゴールドをいくつか紹介します。

イエローゴールド

イエローゴールドは黄みの強いゴールドです。パッと目を引く華やかさが魅力であり、程よくカジュアル、おしゃれに仕上がります。

ダイヤモンドとも相性が良く、色味の違いでお互いを引き立てあいます。輝きが強すぎるときは、表面加工を施してマッドな雰囲気にすることも可能です。

シャンパンゴールド

シャンパンゴールドは、ゴールドに銀・亜鉛・パラジウムなどの白色系の金属が混ぜてあります。

控えめな金色をしているので、日本人の肌によくなじみます。個性的ながらデザインの繊細さや上品さを活かしたい方におすすめです。

また、イエローゴールドのような派手さがないので、男性でも抵抗なく身に着けることができます。

ブラックゴールド

ブラックゴールドは、ゴールドにパラジウムやプラチナ、銀などの金属が混ぜてあります。

ブラックといっても真っ黒ではなく、グレーに近い深い銀色です。希少性の高いゴールドでありながら、シックな雰囲気を醸し出しているので男性人気が高いです。

同じく希少性の高いゴールドに、グリーンやレッド、パープルなども存在します。

コンビ

2～3種類の素材を組み合わせたコンビの結婚指輪も個性的です。

イエローゴールド×プラチナ、ブラックゴールド×プラチナなど、色の対比や輝きの違いも楽しめます。コーディネートの幅が広がるため、リングの重ね付けや腕時計をつける方におすすめです。

▶icci代官山ではイエローゴールド、シャンパンゴールドがお選びいただけます

個性的な結婚指輪の例3.ウェーブデザイン

ウェーブデザインを取り入れた結婚指輪は、ストレートラインにはない魅力があります。柔らかな印象を与えたり、指を長く美しく見せる効果もあります。

ひと口にウェーブデザインといっても、バリエーションはさまざまです。ここでは3種類を紹介します。

S字

S字ラインの結婚指輪は、V字ラインの指輪に比べて緩やかな印象を与えます。

人によって指の太さや長さ、関節の張り、水かきの高さなどが異なりますが、S字は水かき部分が高い方におすすめです。

薬指と中指の水かきに向かってS字が流れることで、指を華奢に、長く見せる効果が得られます。

V字

V字は縦を強調するため、ストレートやS字に比べて指が長く見えます。指の太さや短さが気になる場合は、V字の結婚指輪がおすすめです。

ただ、指輪を着け慣れていないと、V字の角度によっては違和感を感じるかもしれません。既製品から選ぶと試着を繰り返さなければならないため、自分でデザインできる手作りの指輪もおすすめです。

ツイスト（インフィニティ）

ツイストは素材の一部分、または全周にねじりを加えたデザインです。

繊細で立体感のある形状が指を華奢な印象に演出します。重ね付けしやすく、カジュアルからフォーマルまで幅広いスタイリングが可能です。

個性的な結婚指輪の例4.甲丸以外の形

一昔前の結婚指輪はふちが丸い甲丸リングが定番でした。しかし、今は甲丸以外の形状や甲丸の中でも変わった形のものもあります。

平打ち

平打ちはリングの表面が平らになっている形です。

シャープですっきりとした印象を持っています。幅や厚みをカスタマイズすることで、ファッションリングに近い印象の結婚指輪になります。

逆甲丸

逆甲丸は、平打ちのリングの中央を凹ませて作ります。

素材の輝きに深みが出るため、優雅で上品な印象に仕上げたい方におすすめです。エッジに厚みが生じるため、指当たりを確認しながら選んでみましょう。

内甲丸

内校丸は、指輪の内側が丸みを帯びています。結婚指輪は着けっぱなしにしている人が多いため、着け心地は重要です。

金属が指に接している面積が少ないため、汗がたまりにくく、通気性が良いのが特徴です。

両甲丸

両甲丸は、内側と外側の両方が丸みを帯びています。内甲丸と同じく指に接している面積が少ないため、着脱がとてもスムーズです。

リング跡がつきにくいため、指がよくむくんでしまう人におすすめです。

個性的な結婚指輪の例5.珍しい宝石

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」によると、 77.9％の花嫁が「ダイヤ付き結婚指輪」を選んでいます。ダイヤモンド以外の石をセットすることで、結婚指輪を個性的にできます。

誕生石

誕生石とは、生まれつきにちなんだ宝石のことです。起源は諸説ありますが、旧約聖書に登場するイスラエル祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石がその源であると考えられています。

誕生石が一般化したのは18世紀ごろのヨーロッパと言われており、自分の月の宝石を身に着けることで、幸せが訪れたり、願いがかなったりするとされています。

以下は全国宝石商組合で定められている誕生石の一覧（令和3年12月20日改定）です。

1月	ガーネット
2月	アメシスト、クリソベリル、キャッツ・アイ
3月	アクアマリン、サンゴ ブラッドストーン、アイオライト
4月	ダイヤモンド、モルガナイト
5月	エメラルド、ヒスイ
6月	真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
7月	ルビー、スフェーン
8月	ペリドット、サードオニックス、スピネル
9月	サファイア、クンツァイト
10月	オパール、トルマリン
11月	トパーズ、シトリン
12月	トルコ石、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン

カラーダイヤ

カラーダイヤモンドは、自然の条件が重なって色のついた天然のものと、人工的に色をつけたものがあります。

ダイヤモンドは色でグレードが決まっており、天然で発色の良いものを頂点として、23段階に分類されます。ピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラックなどが特に人気です。

▶icci代官山は誕生石29種類、カラーゴールド10種類から宝石をお選びいただけます

個性的な結婚指輪の例6.刻印や装飾の場所を工夫

刻印や装飾の場所を工夫することで、個性的な結婚指輪になります。

リングの内側

あえてリングの内側に彫刻や宝石、文字を入れることで、特別な結婚指輪にできます。

2人にしかわからない思い出の言葉やイラスト、手彫りの装飾などを施せます。男性で宝石をセットする人は、内側に留めている人が多いようです。

リングの両面

リングの両面に装飾を施すことで、より緻密で繊細なデザインに仕上げられます。

たとえば、指輪から肌が見える「透かし模様」のリングは、多少幅が広くても派手になりすぎず、上品に見えます。

ハーフ

リングの半分だけに刻印や装飾を入れることも可能です。

その日の気分でリングを回転させたり、手のひら側に特別なメッセージを刻むことで、個性的な結婚指輪に仕上がります。

個性的な結婚指輪の例7.表面加工の種類

素材を問わず、指輪の表面に加工を施すことで、個性的な結婚指輪にできます。

手作りやオーダーメイドを選択すれば、加工の種類やエリアの指定も可能です。誰とも被らない、世界に一つだけの指輪になります。

ホーニング

指輪の表面に専用の機械で細かい砂の粒子を吹き付けて、光沢を抑えるツヤ消し加工です。落ち着いたやわらかい印象になります。

ヘアライン

髪の毛のような細い線キズを入れる加工です。整ったラインの溝に、光がキレイに反射します。シャープでスタイリッシュな印象になります。

スターダスト

表面を深くカット彫りしてから、無数にキズを付けていく加工です。夜空に輝く星屑のように、キラキラと光を反射します。部分的な加工も人気です。

ハンマー

指輪の表面をハンマーでたたいて、立体感と陰影を生み出す加工です。叩く力や角度によって、リングの印象が大きく変わります。

ミル打ち

リングのエッジや中央に細かい粒を打ちつけていく加工です。リングの印象をアンティーク風にしたい方におすすめです。

▶icci代官山では4種類の表面加工をお選びいただけます

個性的な結婚指輪は手作りがおすすめ

結婚指輪は日常使いが前提のため、デザインに妥協したくない方は多いはずです。個性的な結婚指輪を手に入れたいなら、手作りがおすすめです。

既製品やオーダーメイドは、あらかじめ決められたデザインやフォーマットの中からしか指輪を選ぶことしかできませんが、手作り指輪なら自分が理想とするデザインを形にできます。さらに、2人で結婚指輪を手作りすることで、単なる買い物ではなく、思い出や経験も指輪に込めることができます。

個性的な結婚指輪を手作りするならicci代官山

icci代官山は、繁華街から少し離れた場所にある隠れ家的工房です。結婚指輪の手作りプランは1棟をまるまる貸し切って使うことができるため。ゆったりと想いを込めながら指輪を手作りできます。

制作時間は約2時間。熟練の職人のサポートがあるので、初めてでも心配ありません。金属を叩いたり曲げたりして指輪を成型、表面を加工するところまで自分たちで行います。

豊富な宝石を用意しており、ダイヤモンドはGIA（米国宝石学会）やCGL（中央宝石研究所）の鑑定書付きのものを使用しています。きっと個性的な指輪を作ることができます。

アフターサービスは永久無料、記念日ごとにキズや汚れをとって新品同様にできます。お気軽にお問い合わせください。

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