母親が娘に婚約指輪を譲ることは、サムシングフォーの1つとして縁起が良いとされ、海外でもよくある伝統の1つです。日本でも、母親から婚約指輪を譲られる方もいます。

譲られた指輪を、自分好みのデザインにリメイクやリフォームしたいと考える方も多いでしょう。

この記事では、母親から譲られた婚約指輪をリメイクやリフォームする方法や、購入する場合と比べた費用の目安をご紹介します。

また、メリット・デメリットや実際の事例、リメイクやリフォームにおすすめのデザインまでご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

母親から譲り受けた婚約指輪をリメイクやリフォームする2つの方法

母親から譲り受けた婚約指輪のリメイク・リフォームを依頼する際、「セミオーダー」と「フルオーダー」の2種類から方法を選びます。

セミオーダーは、サンプル枠が用意されており、好みのデザインや宝石を組み合わせてオーダーする方法です。仕上がりのイメージがしやすく、簡単にオリジナルのデザインを選べます。

フルオーダーの場合、指輪のデザインを一から作り直していきます。デザイナーや職人と自分のイメージを共有して考えていくため、しっかりと話し合いながら進めていく方法です。

婚約指輪の購入金額とリメイクやリフォームの値段を比較

母から譲られた婚約指輪をリメイク・リフォームする場合、どれほどの費用が必要になるか気になる方もいるでしょう。

この章では、婚約指輪の平均的な相場と、リメイク・リフォームにかかる値段を比較してご紹介しますので、参考にしてください。

婚約指輪の平均的な相場

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023（首都圏版）」によると、2023年に婚約指輪を購入した方の平均的な相場は43.3万円でした。

同調査の全国（推計値）で見てみると、婚約指輪の購入費用が1番多いのは「30～40万円未満」で 30.9％、次に多いのは「20～30万円未満」で20.6％という結果です。

婚約指輪を購入した50％以上の方は、20～40万円未満の指輪を選んだということが分かります。

婚約指輪のリメイク・リフォームに必要な値段の目安

婚約指輪や結婚指輪などを含む、ジュエリーのリメイク・リフォームの価格は、「材料費＋加工賃-下取り地金」で構成されています。

リメイク・リフォームの費用は、デザインや宝石の種類、数などで変動します。大体の目安は下記のとおりです。

• セミオーダーの場合：約7万円～
• フルオーダーの場合：約13万円～

フルオーダーと比べると、作業過程が少ないセミオーダーの方がお得に利用できます。しかし、フルオーダーの場合も、一般的な婚約指輪の購入金額と比べると費用を抑えられるでしょう。

リメイクやリフォームのメリットとデメリット

この章では、母から譲られた婚約指輪を、リメイクやリフォームするメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】

母親から譲られた婚約指輪を、リメイク・リフォームするメリットは下記のとおりです。

• オリジナルデザインにしやすい
• 購入するより費用を抑えられる
• 母の気持ちを切にできる

譲られた婚約指輪の宝石やデザインを残しながら、自分だけのオリジナルデザインにできるため、母の気持ちを大切にできるのが大きなメリットといえるでしょう。

さらに、婚約指輪を購入費用を抑えて自分だけのオリジナルデザインにできるのも魅力的です。

【デメリット】

指輪をリメイクやリフォームするデメリットは、完成後のイメージがしにくい点が挙げられます。

デザイナーと相談しながら、婚約指輪のデザイン画から作り直していくため、しっかりと自分の求めるデザインを考えておく必要があります。

また、自分の完成イメージを、デザイナーや職人に共有する必要があるため、時間がかかることも理解しておきましょう。

婚約指輪をリメイクやリフォームした具体例

婚約指輪のリメイクやリフォームとは、具体的にどのようなことをするのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

婚約指輪のリメイクやリフォームの事例は下記のとおりです。

• ダイヤモンドの立て爪をアームに変更
• 譲り受けた2種類の指輪の宝石を1つの指輪にデザイン
• 立爪ダイヤモンドの指輪の素材を変更
• ペンダントの宝石を婚約指輪に使用

ほとんどのリメイクやリフォームでは、もとの宝石を残して、デザインや指輪の素材を変更しているようです。また、ペンダントの宝石を婚約指輪に使用した事例もありました。

お持ちの婚約指輪をどのようにリメイク・リフォームするかは、依頼する店舗でしっかりと相談しながら進めましょう。

icci 代官山では、婚約指輪のリメイクやリフォームの依頼もお受けしております。どのようなデザインにするかやそれ以外のご相談もプロの指輪職人が丁寧に回答しますので、お気軽にご相談ください！

普段使いしやすい婚約指輪にリメイク！おすすめのデザイン例

婚約指輪は、指につけて過ごす時間が多くなるため、普段使いしやすいデザインにリメイク・リフォームすることをおすすめします。

この章では、普段使いにおすすめのデザイン例をご紹介しますので参考にしてください。

毎日着けることを想定したデザイン

婚約指輪を毎日着けて過ごす場合は、リメイク・リフォームを依頼するデザイナーや職人に相談することをおすすめします。

デザインによっては普段使いしにくいものもありますが、デザイナーや職人が普段使いを想定しないと、普段使いには向いていないデザインになってしまう可能性があります。そのため、デザインを決める前に相談しておきましょう。

ダイヤモンドの留め位置が低いデザイン

婚約指輪は、ダイヤモンドの留め位置が高いデザインのものも多くあります。高い位置にあるダイヤモンドは美しいデザインですが、服や物に引っかかりやすく、傷になったり扱いにくいと感じたりする場面もあります。

婚約指輪を常に着けると決めている場合は、ダイヤモンドの位置が低いデザインがおすすめです。着け心地は、サンプルを試着してしっかりと確認しておきましょう。

引っかかりにくいデザイン

普段使いには、引っかかりが少ないデザインがおすすめです。例えば、ダイヤモンドを留めている爪は、少しでも浮いていたり、高さがあったりすると服の繊維に引っかかりやすくなります。

できるだけ爪が小さくしっかりと留められているデザインか、ダイヤモンドが埋め込まれているデザインのものを選ぶとよいでしょう。

メンテナンスしやすいデザイン

婚約指輪に限らずどの指輪であっても、長期間着け続けると汚れてしまいます。そのため、自分でもメンテナンスしやすいデザインを選ぶことが大切です。

婚約指輪によく使用されるダイヤモンドは、親油性という特徴があり、皮脂や埃が付きやすい傾向があります。ダイヤモンドに付いた汚れは、汚れが抜けやすくするためにダイヤモンドの下側に穴が空いているデザインを選ぶようにしましょう。

自分だけのオリジナルの婚約指輪をお探しならicci 代官山がおすすめ

母親から譲られた婚約指輪は、「セミオーダー」と「フルオーダー」の2種類でリメイクやリフォームができます。

セミオーダーは、サンプル枠を利用し、フルオーダーと比べて費用を抑えることができます。

一方で、フルオーダーはデザインから作り直すため、費用はかかりますが、こだわりのオリジナルデザインのものが作れるでしょう。

icci 代官山では、オリジナルの婚約指輪を制作できる工房ですが、お母様から譲り受けた婚約指輪のリメイクや、リフォームのご相談もお受けしております。

プロの指輪職人が、疑問や依頼にも丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください！